現場で働いていない介護福祉士のるみです(;^_^A
その代わり、現場職員の支援をしています。
さて本日は、介護職が目指すであろう国家資格の「介護福祉士」になるために、
まずは受けておかなくてはいけない研修「実務者研修」の一科目、「医療的ケア」について。
あ、その前に、1月最後の日曜日に、全国で介護福祉士の国家試験がありました。
出題問題は速攻で公表されるので、そのうち私も解説など書きたいと思います。
その介護福祉士の試験の内容がだんだん変わってきており、
今年は、まあ難しい内容だよねぇ、と思ったわけです。
詳しくは別記事(いつになることやら)で解説しますが、
それってケアマネやソーシャルワーカーの分野じゃね?
と思った。
ただでさえ受験者が減っているのに、ついでに合格率も下がっているのに、
とにかく現場で働ける人を増やしてほしいのに。。。
介護現場は人手が足りないのです。
仕事環境が良くないのと、教育がなってないのと、敷居が高いのと、で。
それらを改善しないで「介護職員が足りない!」と叫び、
外国人材を起用しようとか、短絡的思考もはなはだしい。
日本人職員すら満足させられないのに、外国人職員が定着するわけがない!
・・・あ、また脱線した('◇')ゞ
いや、今日は介護職が看護師の仕事をする、がテーマでした。
話は戻って、実務者研修というのを受講しないと、
介護福祉士の国家試験が受けられません(現場での実務3年が必須)。
スキル・給料アップのために、現場の介護職は当然、介護福祉士を目指すわけです。
その実務者研修は450時間の研修でして(多くは通信教育)、
お金も時間もかかることから、かなりハードルが高い。
介護職員のキャリアップについても別記事にて(いつになるんだ!)記しますが、
今から介護の資格をとりたい、という人には、たとえ何歳でも
私は「実務者研修の受講」を勧めています。
ああ、また脱線ーー
その実務者研修の講義の中に、「医療的ケア」があります。
これは「医療的ケア」の中の、喀痰吸引の演習。ここまでにかなりの放課後練習と自宅での”エア練習”が、本当は必要です
生活の中でどうしても必要な「痰の吸引」と「管から栄養を体内に入れる」ことを、
家族や看護師(も人手が足りないから)と同様に、
研修と試験を受けて認定された介護職ができるようになりました、
という制度ができて、組み込まれたカリキュラムです。
介護職は生活のケアにいちばん関わるから、というのが理由です。
私はこの制度、絶対反対なんですが、決まったものは仕方ない。
これについても書けば、原稿用紙何百枚も書けます(笑)
特に特別養護老人ホームや、訪問介護ヘルパーさんたちがこの資格を欲しがっています。
現場で必要だから。
だけど、資格をとるための条件なかなか整わないので、とりたくてもとれない資格です。
まあ、むやみやたらに医療的処置をされちゃ困りますから
ハードル高いのはいいんですけど・・・
「実務者研修」では、座学と人形相手の演習だけができます。
実の人間相手の実地研修は、職場で、利用者さん相手にやりますΣ(・ω・ノ)ノ!
「実務者研修」を受講する人は、すでに介護の仕事をしている人もいれば、
まったくやったことない人もいます。
特に新卒の子は、介護施設に採用されて、仕事を始める前に受講することが多くあります。
すると、介護どころか、ミスドのアルバイトぐらいしか仕事したことなくて、
という子だっていっぱいいるわけです。
「来週から始まる、医療的ケアの演習について説明します」
と受講生の前に立って30分から1時間、話し終えたあとの、
受講生たちの狐につままれたような顔と言ったら・・・
10日間、医療的ケアについて講師の授業を受けている受講生でさえこんな状態だから、
通信教育で自宅学習して演習に臨む受講生は、
「宇宙人が何かしゃべっている」
と思うはず(笑)
という体験を、本日もしてきました、というお話でした。
実際に、どういうことをするかは、また後日に書きたいと思います。
もしかしたら、ご自宅や施設で、実の親やダンナが介護職の医療ケアを受ける人もいるかもしれませんからねー。
この人たち、大丈夫なの? という不安を払拭したいと思いますーーできるかな?(^^;)