ちばリン

おいしもの、あれ?と思ったこと、嬉しかったことなど、ちょっと掘り下げてつづっています♪

東海道五十三次、伊東の旅。命がけの(?)ハイキング、大室山は火山の名残だった。伊東は静岡、富士山のお膝元


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遠足や修学旅行の前って、必ず行く場所のことを調べます。
ただの遊びじゃない、ってことを知らしめるためなのでしょうか(^^;)
そんなわけで歴史とかお寺にまったく興味がない私は、修学旅行が苦痛で仕方なかったです。


※学校の歴史の授業がつまらなかったせいですね。今はお城とか、ヨーロッパの歴史は大好きです

 

そんな黒い過去のせいか、初めて訪れる場所の有名な建築物とか歴史的なんとかを、予習しないのが常です。
で、旅を終えたときに「ああ、あそこは良いところだった」と調べてみると、なんと興味深い場所なんでしょう!もっとじっくり見るべきだった、と後悔することも(たまに)あります。

 

 

さて、前置きが長くなりました。
今回のターゲットは静岡県は伊東の大室山です。

 

「大室山にロープウェイで登り、一周して下りる」

 

これが前もって知らされたミッション。


要するにヒィヒィ言いながら登山するわけでもなし、一周できるくらいだから大した行程でもないだろう、と。

まあ実際そのとおりなのですが、まず最初に目にした大室山は、こんなの。

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大パノラマの眺望 大室山 | 伊東観光協会オフィシャルサイトより拝借

 

異様に丸い。

お椀を伏せた形っていうのかな。


そして、やたらと緑が明るい。
5月は新緑の季節、緑でいっぱいなのだけど、自然な緑と違う。
いや、自然な緑だけど、明るい。若い。
なので、周囲から完全に浮いてみえるのです。
宿の部屋から撮った写真を見ると一目瞭然。

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色がわかるかな、右奥が大室山

 

 

春前に山を焼くのだそうです
だから新しい若い芽が育つのですね。

この山焼きは大室山の2月の風物詩だと、観光サイトに書いてありました。

 

 

この日は雨がちょっと降っていて、上に登ったらやんだけれど、そのかわりかなりの強風。


ひとつ告白しますが、高いところが苦手です。
山の頂上で達成感を味わう前に足がガクガクします。
観覧車でイチャイチャするカップルの気がしれません。

 

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上に登るあれ、どうみてもゴンドラだよね。。。
風がびょーびょー吹いてるよね。。。
ということは、揺れるよね。。。

 

 

*****(意識を失っていた)

 

 

山の上を歩きだしたら突風が!

 

前を歩く仲間のビニール傘が瞬時にひっくり返る!!!!
「メリーポピンズみたいだ~」
「傘もってると飛べそうだね~」
・・・そんな呑気なことを言う彼らはスキー上級者(ーー;)

 

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眺めはいい。とても、いい。

 

歩道は舗装されているのだけど、柵がない(T-T)
つまり、突風で足をすべらせたら急斜面を転がる、というわけ。
ビビる私の周囲で、ここ滑って落ちても大丈夫だよね、いやケガはするんじゃない? と笑うスキー上級者たち。


道端の、海路の安全を見守るお地蔵様たちは、実は斜面を転がらないように監視してくれているんじゃないか、と思いました。
あるいは、落ちて命を落とした人たちを供養しているのか・・・

 

冷静になってみると、柵がない=落ちた人はいない ですね(^^;)

 

ただし眺めはものすごく良かった。
海も街も一望できたし、富士山もでーんと構えている。
霞んでいるけれど、大島も見える。
草が風にサーっとなびいて、何となくジブリの世界とか、(見たことないけど)フィンランドの森や草原を連想させて。

 

風が強すぎなければ最高だったんだけどなぁ。。
息ができないくらい強いところもあったし。
よく飛ばされなかったものだ・・・

 

ああ、でもいいところだったなぁ、風が強くないときにまた来たいものだ、と思ったので、大室山とはどんなところかを調べました、帰ってから(;^_^A

 

伊豆とか伊東は火山群で、かな~り昔は活発だったそうです。
今後噴火する可能性があるのは富士山や箱根、この大室山のある伊豆東部などいくつかみたいですが、多くは死火山となっています。
大室山は約4千年前の噴火のときに溶岩のしぶきなどが降り積もってできたそうです。
なんと国の天然記念物だとか!

※記事最後に記した参考サイトより

 

上に登るとすり鉢状の凹みがあって、そこでアーチェリーができるのですが、これ、実は火口。

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これが元火口。ちょっとおりてみたかったなぁ

 

荒天で中止になった城ヶ崎海岸散策ですが、なんと小室山の溶岩が流れてできた場所だそうです。

 

ーーなどというコトが、帰宅してから分かりました~(;^_^A

 

いいところだったのだけど・・・いやー、身の危険を感じるほどの風がなければ最高だったんだけどなぁ。
それだけ風が抜ける場所ってことなのだろうけど、さすがにメリーポピンズにはなりたくないかな。。。。

 

 

★参考サイト

itospa.com

sk01.ed.shizuoka.ac.jp