オオガハスは千葉県千葉市の市花です。
最初の正直な感想ーー
「ハスかよ・・」
数年前、千葉市を拠点としているブラスバンドで団のバナーを作ることになり、デザインをどうするか案を出し合っていました。
バナーっていうのは、赤く丸をした、これ。
英国式ブラスバンド「ブラックダイク」の公演チラシより拝借。カッコいいなぁ
要するに団旗です。
これ一枚で、その団をイメージできるのが、団旗。
だからカッコいいデザインを求めるのが普通ですね。
そのとき、団の代表が
「千葉の団体だから、市花のオオガハスにしよう」
と提案。
そのとき、たぶん全員がこれ
をイメージしたと思う。
即、却下。
千葉市で活動する団体とはいえ、メンバーの居住地はさまざま。
つまり、市花のオオガハスがどんなものか知っているのは、その時点では団の代表のみ。
まあ、でも実物を見るとけっこう感動します。
今はまだ咲き始めですが、6月15日から「大賀はすまつり」が行なわれるくらいなので、そろそろ盛りなんでしょうね。
千葉公園のオオガハスは、6月7日はこんな感じでした。
これが咲き誇ると、こうなる(予定)。
JR千葉駅北口の階段下の広告を撮影しました♪
オオガハスというのは、画像を見ていただいてお分かりのとおり、ハスです。
ハスは花の真ん中のボツボツが特徴的です
昭和26年、千葉県千葉市の検見川というところで、大賀博士が2千年前のハスの種3つを見つけて栽培した結果、1つが根付いて開花し、以後増えたーーと市の説明に書いてあります。
今の時期、千葉市内のあちこちでオオガハスのポスターが見られるし、広報もハス一色。
JR千葉駅には
がずっとあるし、千葉県はチーバくんを、千葉市はオオガハスを推しているんだなというのがわかります。
余談ですが、千葉の県花は なのはな です。
閑話休題。
大賀博士がこのハスを発見したのは前述どおり千葉市の検見川というところ。
博士が植物細胞学を研究している東京大学の厚生農場があり、6メートル掘って種を見つけたそうです。
何で掘ってたんだろう???
ハスが埋まっているはずだ!と確信していたのかなー。
開花したハスの根っこ(レンコンですね♪)を掘り出して市内の各所で栽培。
オオガハスと名づけられてさらに増え、国内だけでなく海外にも株分けされました。
今ではオオガハスといえば世界最古の花として、世界中にその名を知られているそうです。
美しい花の命は短し。
儚(はかな)いからこそ美しいーーとは言わないで(^^;)。
オオガハスの開花は4日間だとのこと。
しかも開いている時間は短い。
1日目
早朝4~5時頃に開きはじめ、中途半端な(笑)ところで閉じます。それが朝8時頃。
2日目
深夜から開きはじめ、朝7~9時頃全開、11時ごろに閉じます。
3日目
深夜1時頃に開きはじめ、9~10時ごろに全開。昼頃に閉じ始めるけれど、この日は完全に閉じず、半開きのまま。
4日目
8時ごろまでに全開、その後すこしずつ散りはじめ、午後3時過ぎには完全に散ります。
※写真は4枚とも千葉市観光協会より
私が写真を撮ったときは、つまり3日目の夕方になるんでしょうね。
短いからこそ全力で美しく生きている、とも言えるでしょうか。
たかがハス、と考えていた自分を改めます(ーー;)
全力で、かぁ。
これまで生きてきた年月より、これから生きるだろう年月はずっと少ないです。
オオガハスをみならって、全力で生きよう。。。
★オオガハスに興味がわいた方のために
★大賀ハスまつり
2019年6月15日(土)~23日(日)
イベントは土日開催
千葉県の千葉公園にて
入場は無料です♪