ちばリン

おいしもの、あれ?と思ったこと、嬉しかったことなど、ちょっと掘り下げてつづっています♪

手話通訳士を頼むと、お金がかかることについて


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こんにちは、介護福祉士のるみです。

今は介護現場ではなく、ケアワーカーの支援をしています♪

 

さて、本日は手話通訳の依頼をしました。

耳の聞こえない方が資格取得講座を受けることになったからです。

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手話で、何と言ってるでしょうか。Aspainter2で作成。所要時間5分

 

チバは来年のパラリンピックで車いすバスケか車いすラグビーの会場になります。

県は障害者についての広報とか、ボランティアの必要性とか、街中で必要とされる支援とかをアピールしています。

さぞや優しい街だと思われるでしょうが、なんの!

 

「健常者と障害者が共存できる街を」とか「住み慣れた街で一緒に暮らす」とかうたっている割には、冷たい。

 

手話通訳依頼に必要なお金の助成はない。

企業努力しなさい。

今後もそのような予定はない。

 

要約すると、以上のような回答をもらったわけです。

 

 脳梗塞や事故の後遺症で片麻痺、下半身不随、高次脳機能障害などの人たちのリハビリ現場で仕事をしていたこともあり、ある分野の障害には慣れていました。

この一年は、目が見えない人たち、または耳が聞こえない人たちにも関わることになって、障害者に対する考えが変わりました(いまさら・・・)。

 

目が見えないだけじゃん。

耳が聞こえないだけじゃん。

 

その点がハンディキャップだけど、それ以外は普通。

生活も仕事も、ハンディを補えば、私たちと同じ。

 

まあこれについては専門分野なので語り始めるとながーーーーーーーくなるから割愛。

 

で、本題にもどると、障害者支援が云々と宣伝しているチバ県の、

障害者が必要とするサービスに出すお金の少ないコトっていったら!!!!

 

パラリンピックの会場を整備してる場合じゃないよ。

ボランティアの養成に金かけてる場合じゃないよ。

 

仕事に必要な資格取得のために、手話通訳を雇うお金を出してちょうだい!

 

イオンとかチバのバス会社やモノレール会社は超協力的で、思わず涙が出ました。

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チバはこういうモノレールが走っています。たまにアニメとコラボしたラッピングカーに乗ると、駅のアナウンスがアニメ声(笑) 千葉モノレール(http://chiba-monorail.co.jp/)より

 

 

ディズニーランドは、障害者割引っていうのがないんですってね。

 

なぜかというと、みんな同じだから。

 

ただし、必要な人には、必要なサービスが用意されている。

これが「健常者も障害者も区別なく一緒に暮らしていける」ってことなんだな、って思いました。

 

 

さて、手話通訳士さんたちは、2人で交互に通訳します。

見ればわかるけど、すっごい大変だから(^^;)

なので、通訳はいっぺんに2人分の報酬が必要です。

 

かなりお金がかかります(;^_^A

 

費用負担のことはここで詳しく書きませんが、

収支のバランスを考えなくてはいけない本部は「断れ、半分にまけてもらえ」と言うし、

上司は「仕事に必要な資格だから負担してあげなきゃ・・・でもマイナスになったら補填するお金はないし・・・」と言うし、

聴覚障害者協会は「主催者が通訳を用意するのが当然」と言うし。

 

中間管理職の苦しみを味わっている今日この頃です(笑)

※あ、もちろんうまくサバいて落ち着きました♪♪