中央法規出版の月刊誌「おはよう21」の増刊号(2018年4月)です。
「業務丸わかり 介護職1年生の教科書&人材育成のポイント」。
実務に即していて、とても役に立ちます!
これから介護の仕事をしようと思っている人や、
介護の仕事に興味がある人、
新人をどうやって教育していいか分からないリーダーさんなどに
ぜひぜひ読んでほしいのですがーー
今はオンラインでしか手に入らないらしいです。
介護の仕事をまだしたことがなくて、
初任者研修とか実務者研修を受けている人は、
知識がどんどん増えて面白いのだけど
自分が介護現場に出ることを考えると怖い、
っていう人がいたりします。
実はワタシもそうでした(^^;)
先輩たちは「慣れよ~、慣れ」なんて笑っていたけど、
3K(キツイ、きたない、給料が安い)のイメージ満載で、
「ありがとう、って言ってもらえたとき、とても嬉しかった」
なんて話きいたって、不安がぬぐえるわけでもなし。
このムックに書かれていることは、
リーダーが新人に教える内容ばかり。
要するに新人が覚えなくちゃいけない、大事なこと。
あとは年数を重ねるごとに知識や技術を増やす努力をすれば、
介護福祉士の国家試験を受けるころには
立派なプロが出来上がっているーーはず(^^;)
初任者や実務者研修の終わりくらいに、
今までの「まとめ」として、
こういうことを、事例をまじえながら話してもらえると、
仕事を始めるときに困らないだろうな、と思います。
どういう内容が書かれているのかというとーー
・介護職1年生の心構え
・介護の仕事の基本を知ろう
1 接遇・マナー
2 医学知識
3 生活支援
4 認知症
5 記録
6 利用者とのかかわり
7 心身の健康管理
・リーダーのための新人の育て方講座
・施設長のための人材を定着させるポイント
2025年、団塊の世代が後期高齢者(75歳以上)になったとき、
介護職が3、40万人不足するとかしないとか。
介護なんかよりスーパーのレジの方が時給高いし楽だし、
という人たちもいる現実の中で、
喜んで介護のしごとに就いてくれた人たちを
手離さないようにするのが事業所の腕のみせどころ。
いや、冗談なんかじゃなく、離職率高いんですよ。
なぜ離職するかというと、一番の理由は職場の人間関係だというじゃありませんか。
あとは身体的にキツいとか、知識や技術がついていかない、とか。
ということは、環境さえ整えれば誇りをもって働ける、ってことかも。
この問題は深いので、ここでは割愛しますが、
働く側はプロ意識を持って知識や技術の向上につとめ
雇う側はアマチュアではなくプロの介護士を束ねている
って思ってほしいですね。
この本には、新人が目や気を配る点が具体的に書かれています。
また、新人を教育するリーダーさんたちは、そういえば新人のときって、こういうところが分からなかったよね、不安だったよね、ということに改めて気づくと思います。
これらの情報というか項目って、新人だけでなく、介護職ならクリアしておきたいことばかりなので、別記事でそれぞれご紹介していきたいなー、と思います
ぜひお楽しみに。