お年寄りが好きだから。
大学に行ってないから。
仕事をしないと生活できないから。
それぞれの理由で介護のしごとをすることになったと思います。
学歴や経験がなくてもできるのが、介護のしごと。
でも、それで対価を得ているのだから、プロなんです。
お客様(利用者)にとっては、新人でも「介護士」なんです。
それでも初めての介護のしごとは不安だらけ。
介護職1年生には、40代、50代もフツーにいます。
今まで事務職だった人が、営業職だった人が、部長だった人が、
まったく違う世界で、上司は自分よりかなり若い子で。
なーに、心配することはないデス。
介護は、他の仕事と同じです。
その仕事についての知識と技術、そしてもっと知って向上しようと思う気持ちがあれば大丈夫。
あと、対人の仕事なので、相手に関心をもつとか、
一緒に働くスタッフを思いやるとかが必要になってきます。
「介護職1年生の教科書」には、新人の心構えのチェックリストが挙がっています。
先輩・上司の言うことを覚えること
当たり前のことですねー。以前は介護施設ごとに「ご当地ルール」みたいなのがあって、ここで通用したことが、転職したら違っていた、とか。
だから先輩の指示も普通じゃないことがあったのだけど、現在は「介護のしごと」が普及してきたおかげで、基本的な技術とかルールが一般化しています。要するに、この先輩の言うことはどうもおかしい、っていうのが減っているってこと。
挨拶、返事をすること
できない人、いるんですよ。あいさつひとつで、関係が良化するor悪化するが決定しちゃうっていうのに。いつもガミガミむかつくこと言う上司は顔も見たくないしあいさつもしたくないけど、努めて明るくあいさつしていると、関係が変わってきたりすることだってあります。
教えてもらったことに対して、お礼を言うこと
ぜひ、「ありがとうございました」って言ってください。
どんなことに対しても、どんなにイヤな人にでも、装ってでも嬉しそうにお礼を言ってください。
あと、自分が悪くなくても、「申し訳ありません」は言えるようになりましょう。自分に落ち度がない場合は、必ずあとから容疑(笑)は晴れるものです。
上司や先輩から指導を受けるときは、1回聞いただけで習得できるように集中すること
まあ、1回だけで習得できることなんて期待してないと思います。それでも集中はしてください。相手が上の空だな~って、不思議とわかっちゃうものですから。
先輩だって、早くひとり立ちして欲しいと思って、一生懸命教えてくれているはずです。そんなときに、早く終わんないかな、って考えてたら、バレます。そんな人には誰も教えてくれなくなるかもしれませんよー。
後から繰り返し学べるように必ずメモをとること
たいていの人はメモをとっています。早く覚えるために、メモをとるのです。
そういえば以前、ちゃんとメモをとっていた人が、なぜかちっとも仕事を覚えない。あなたメモをとっていたでしょ、と指摘すると、え、そうでしたっけ? と。つまり、書くことは書くけど、見直さなかったらしいのでした。
それでもわからないことは、わからないままにせず、必ず質問をすること
聞きづらいと思います。でも気まずいのは一瞬ですよ。
職場は学校ではないため、受け身ではなく、自ら学ぶ姿勢をもつこと
あー、これも気をつけて欲しいことの一つです。
知らないことは質問もできないのはわかるけれど、仕事をしていれば疑問が山ほど出てくる。
よく「教えてもらわなかったので知りませんでした」と言うスタッフがいましたが、知らなかったことを人のせいにしては進歩がないですよー。知らなかったです、もっと教えてください、って言いましょう。
1つひとつの仕事を丁寧に行うこと
時間との戦いの場面が多くあるので、つい手早く=雑になりがちです。
新人のときから雑にやっていては、先輩になったときにも雑なままですね。
丁寧に=ゆっくりやっていると先輩に怒られるかもしれません。本来は、怒る先輩の方が間違っているのだし、逆に先輩が教育を受け、そんなことで怒る風土を作っている事業所が考えを改め、業務改善すべきだと思います。
まぁ、それはきれいごとですかね、今は。
何か異変に気づいたら、必ず報告・連絡・相談をすること
それは当然のことなんだけど、異変に気づくのがプロなんですよね。新人はまだ異変に気づきづらいんじゃないかなー。
(書きかけ。近いうちに更新しまーす)
失敗は繰り返さないように努力すること
職場の決めごとや、介護保険事業所の基本的なルールについて学ぶこと
「利用者の立場になって考えること」を習慣にすること